長らく都市伝説とされてきた
故・ジャニー喜多川による
性加害の実態が
ようやく明るみになり
事務所も公式に認め
謝罪する事態となった。
性加害は実に
50年にわたり
数千人の被害者を
出したとされる。
あまりにネタが
多すぎるのでここで
まとめてみよう。
ヒマか。
ジャニーズ性加害 時系列まとめ
日本の芸能界ではジャニー喜多川の長年にわたる性加害スキャンダルが明るみになり大騒ぎになっている。
ジャニー喜多川は日本を代表するエンターテインメント企業、ジャニーズ事務所の創業者だ。
独自の育成システムにより、数々の人気アイドルグループを生み出し、日本のポップカルチャーを牽引してきた業界のドン的存在である。
ジャニー喜多川による性加害行為は昔から噂はされてきたものの、ずっと業界のタブーとして扱われ表沙汰になることはほとんどなかった。
1964年民事裁判では、証拠なしと認定。
元ジャニーズによる暴露本
- 元フォーリーブス・北公次著『光GENJIへ』
- 小谷純・やなせかおる著『さらば!!光GENJIへ』
- 中谷良著『ジャニーズの逆襲』
- 平本淳也著『ジャニーズのすべて』
- 豊川誕著『ひとりぼっちの旅立ち』
- 元光GENJI候補の木山将吾著『SMAPへ』
が続々出版されるもメディアは取り上げず。
雑誌での告発も続いたが、ただの売名行為とみなされた。
1999年、週刊文春が「ホモセクハラ追及キャンペーン」を掲載。抗拒不能な状況にあった少年らに性加害があったと報道。
- 逆らえばステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなる
- 学校に行けないほどのスケジュールを課した
- 給与面で冷遇した
など10名以上の少年およびOBが証言。全員が「親には絶対に言えない」という。
文春は条例違反を指摘。なぜタイホされない?
- 性被害者として認められるのは女性のみ
- 日本の性交同意年齢は13歳
あきらかな暴行または脅迫がなければ、違法にはならないという解釈。
喜多川は名誉棄損で提訴。二審で性的虐待を認定され、損害賠償は850万円から120万円に大幅減額され、衆議院の特別委員会でも取り上げられたが、これもほぼ報道されなかった。
2019年7月、ジャニー喜多川死去。大規模な「お別れ会」が開催。
その後も週刊文春、BBCニュース、ニューヨーク・タイムズ、AFPなど複数の海外メディアが性加害疑惑を報道するも話題にならず。
2020年 SMAPのリーダー 中居正広退所。喜多川の葬儀に参列できなかったので滝沢秀明「ジャニーさんの骨を取ってきてもらった」と言って、骨が入った瓶を見せる。
2022年 元ジャニーズJr.カウアン・オカモトさん、暴露系YouTuberで参院議員のガーシー(東谷義和)の生配信で性被害を証言。
2023年3月、イギリス公共放送BBCが「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」という特集を放送。元ジャニーズJr.へのインタビューや、事務所への直接取材が断られる様子などが放映。これに朝鮮日報、Guardian(英)、ABC(米)、香港、台湾のメディアが追随。
2023年4月 週刊文春 8人目の証言者報道
2023年4月 カウアン・オカモトさん、日本外国特派員協会で記者会見
- 15歳から15~20回の性暴力を受けた
- 喜多川のマンションには毎回20人くらい呼ばれていた
- 被害者は少なくても100~200人
- 事務所に性的虐待疑惑があるなんて知らなかった。もしテレビが取り上げていたら親も行かせないだろうし、入所しなかったのではないか
NHKが2分だけ報道(日本初)。民放は一切報じず。大手新聞はウェブサイトに記事を掲載。ラジオ局は数分。
2023年4月 事務所が性被害の聞き取りについて取引先に報告。民放テレビ局は短時間報道
2023年5月 ファン団体が性加害を明らかにするよう署名運動1万6000筆を提出。
現社長・藤島ジュリー景子はホームページで1分程度の動画を配信「知らなかった」
再発防止については、
- コンプライアンス委員会
- 被害者窓口の設置
- 外部専門家による再発防止特別チーム
を設置すると表明。
平本淳也さん「数十年前から告発する声や裁判もあったのに、知らなかったとの説明にはあきれてしまう」
2023年7月 国連人権理事会による調査の開始。日本政府や企業関係者らと面談
2023年8月 第三者委員会が調査結果を公表
外部専門家による再発防止特別チームに関する調査結果について
元検事総長・林真琴弁護士、精神科医・飛鳥井望氏、臨床心理士・斉藤梓氏
- ジャニー氏による性加は1970~2010年代(20歳頃から80歳半ば)にかけて繰り返された
- 原因は喜多川の性嗜好異常(パラフィリア症)と姉のメリー喜多川による隠蔽
- 娘の藤島ジュリー景子社長は認識していた
- ジャニー氏が自宅や合宿所や公演先の宿泊ホテルなどにおいて、一緒に入浴をする、添い寝する、キスをする、体を愛撫する、性器を弄ぶ、口腔性交を行う、肛門性交を強要するなどの性加害を行っていた
- 事務所社員による性加害も確認
被害者21人からヒアリング。おそらく全体像からしたら、非常に少ない数(林弁護士)
「人生初の性的体験は60過ぎの男性。性被害は200回以上受けました。被害者は、数千人いる」(被害者・大島幸広氏)
多くのジャニーズJr.は性加害を受ければ優遇され、拒否すれば冷遇されるという認識だった。『昨日ジャニーにやられていただろう』などと冗談めかしたり、武勇伝的に話したりしていた。他のジャニーズJr.に性加害のことを話そうとしたとき、「おめでとう」と言われたことや洗脳状態にあった。
ジャニーズ性加害問題当事者の会「期待していた以上の調査結果だが、辞任して責任から逃れることは許しがたい」
なぜ文春ばかり報道できたのか?
カレンダー利権と無縁だから。事務所は莫大な売り上げが見込める所属タレントの公式カレンダーを各出版社に発売させていた
- 講談社
- 新潮社
- 小学館
- 主婦と生活社
- 光文社
- マガジンハウス
- 集英社
- ワン・パブリッシング
- ワニブックス
これらの出版社はジャニーズのスキャンダルを事実上書けない。
外部識者のコメント
ポップカルチャー専門家マーク・シリング「曖昧で不誠実な対応で乗り切ろうとする事務所の対応は、おそらく成功する」
ビルボード誌のアジア支局長「日本のエンタメ業界の癒着は驚くほどひどい」
ジャパン・タイムズ寄稿者フィル・ブレイザー「業界全体のなれ合い体質は変わるまい」
聖心女子大学教授のデービッド・マクニール「日本の業界の認識の甘さは目に余る」
ジャーナリスト中村竜太郎「国内では過去を検証することなく、ジャニー氏の功績を礼賛する向きもあり、まるで独裁国家のよう。おかしいと言及すると業界内で“村八分”、“危険人物”扱い。1999年以来、私は、日本のメディアにずっと絶望している」
ギネス世界記録を認定するギネスワールドレコーズ喜多川元社長の「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」など、2つの記録を削除
9月7日 ジャニーズ事務所は
- ジュリー景子の退任
- 東山紀之新社長の就任
- 会社名は変えない
ことを発表し物議を呼んでいる。
カウアンオカモト氏
キンプリはやりたくなかったのでジャニーさんに断った(2022/11/13 カウアン×ガーシー配信)
実は被害を受けたときの動画もある(ひろゆき配信)
「AKBと関わったりとか、グラビアと関わったりとかするけど、枕だらけじゃないですか。みんな大人は知ってるけど」(立花孝志配信)
この問題は、ジャニーズ事務所だけでなく、日本の芸能界全体に影響を与えており、今後の展開が注目されています。
思ったこと
外圧がないと動けない日本。ダサい。評論家が指摘してる通り、日本人のこの体質は今後も変わらん気がする。
週刊文春の取材力、執念深さ、カレンダー利権に飲まれない高潔さには頭が下がる。やるね~。
カウアン岡本さんは日本語とポルトガル語ができるバイリンガルで、自分で作詞作曲もする青年だ。こんな鬼畜に出会ってなければ今ごろスターになっていたかもしれない。
ジャニーズJr.の親はてっきり「知ってて通わせてんだろ、親も頭オカ」と思ってたが、どうも違ったようだ。そりゃそうか。息子が性的搾取されてると知ったらさすがに止めるわな。
もはやジャニタレ全員「あの人もこの人も喜多川のレイプを潜り抜けてきた猛者なのか?それとも被害者なのか?少なくとも共犯だよな?」という目でしか見れない。
事務所を飛び出した郷ひろみや反町隆史は正気だったんだな...。
わたしはこれまでジャニーズのグッズやCDや写真集を一度も買ったことがなく、コンサートにも行ったことがなく、ファンクラブにも入ったことはないのだが、本当に良かったと思った。あんな好色犯罪者に自分の金が1円でも使われてたと知ったら発狂する。
しかしジャニーズの音楽を聞いたり、映画やテレビを見たり、カラオケで歌ったりといったことはやってきてしまった。悔しい。
勇気を出して告発した人たちを売名呼ばわりしているジャニオタも相当アタオカだ。そういうのをセカンドレイプっていうんだよ。
これでジャニーズ事務所は性犯罪の上に成り立っていた極悪企業だということが判明した。被害者への謝罪と補償をキッチリやったら、もう解体しかないと思う。
経営陣入れ替えて存続?タレント社長据えてお涙頂戴会見やって「新生ジャニーズがんばります」って?
ありえないっしょ!!