めちゃわかりやすい。
これ見るとほかの開業医の儲けも
なんとなく想像できるようになるな。
自院の経費が適正かなどは見る機会がなく、拠り所がほしいと感じることが多いと思うので、当院のある年の収支を出してみる。
この年は年間通しての1日平均95人くらい、レセプト枚数は年間で約12000枚。保険のみの点数は890万点。
耳鼻科は毎日この人数になってやっとこれくらいである。
当科の↓ pic.twitter.com/yPdrWinSzB— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) November 7, 2020
平均売上は8000万くらい、と言われる。
ではこの年の手取りはどの程度なのか。
その前に解説。
おそらく同じ売上規模の医院に比べて経費が少ない、と感じられるだろう。
それは人件費、家賃が安い、ということに起因する。
当時はパートスタッフ6人、常勤スタッフ1人であった。看護師はいない↓— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) November 7, 2020
(妻のみ)。また、家賃もオーナーの考えで地域にしては安めであるそれ以外の経費に関しては、同診療科ならほぼ変わらないだろうから、その差である。
では手取りは。
課税所得は約4000万、税額が住民税を入れて1700万。手取りは2300万。あとは妻が看護師なので専従者給与に800万取っているので、↓— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) November 7, 2020
この手取りは600万弱か。
合わせると所帯手取りは3000万くらい。(減価償却を入れていないが簡単のためここは借り入れ返済と相殺、として触れず)
しかし、来期以降の機械の購入や内装修繕、万が一休院となった時の経費を内部留保として置いておくべきなので、自由に使えるのは2000万くらい↓— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) November 7, 2020
といった所。例えばここに看護師一名採用、家賃が当院の1.5倍なら、課税所得は3200万くらいになり自由に使えるのは1500万くらいになるか。
後は仕事に関する飲食は接待交際費として計上済み。— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) November 7, 2020
年間通して1日95人来院でこれくらい。
そして翌年はこれより増える可能性もあるし減る可能性もある。
そして決して手取り全てを自由に使うことはできない。
これが開業医のリアルである。
どう考えられるだろうか。— MM@開業医による医院開業話・医師のキャリア (@medpractitioner) November 7, 2020