書評：世界婚活（中村綾花・著）
著者の中村さんは
下ネタもいとわない
男勝りキャラだが
恋愛は連戦連敗。
そこで男子の本音を探る
「男の子の会」というイベントを
主宰したところ
男にガツガツする欲求不満女子
という姿がテレビで
全国放送されてしまい
「こりゃもう日本で結婚はできない」
と見切りをつけ
恋愛リサーチ&婚活の旅に
出ましたという人。
これが27歳のとき。
ニューヨーク、ハワイ、
イギリス、フランス、イタリア
スペイン、トルコ、韓国と
異動距離が半端ない。
途中、東京でアプリにも手を出して
数カ月で10人会ったようだが
自分が話を振ってばかりの
一方通行な会話に疲弊し、
早々にあきらめたらしい。
「自分のことを評価してくれる
人と場所を地球上で探せばいい」
と鼻息荒く世界に飛び出したものの
著者自身は婚活らしい婚活は
ほとんどしておらず、
本の中身は現地人に聞いた
恋愛事情が中心。
バングラデシュ男子は純粋とか、
韓国男はマザコンとか、
南米系は情熱とか、
日本の常識とはかけ離れた
恋愛・結婚エピソードが読める。
バラエティ番組を
見てるみたいで面白い。
海外で婚活する具体的な方法は
あまりよくわからない。
結局、SNSでつながるとか
留学するとか旅行でナンパする
とかしかないようだ。
著者自身は何人かの彼氏を経て
恋愛リサーチの途中で知り合った
フランス人男性と（たぶん）32歳のとき
サクッと結婚。
一緒にいる彼氏は失業者で、スポーツ観戦が大好きで、大柄で……と、条件だ
けを考えると東京でネット婚活していたら絶対に選ばない相手。なの に彼と同棲してみると、1ヶ月分が一生分と思われるほどの愛情を注 がれ、おちょこ並みに小さな私の愛の容量があっという間に溢れてし まうほどに満たされた毎日でした。
今はフランスで出産もされて
ブログ更新中らしい。
なんだか話がとっちらかってたけど
日本がダメなら海外で！
というのは一理あると思った。
日本人女性は大人しくて小奇麗で
若く見えると人気だからね。
書評：世界婚活（中村綾花・著）
もくじ
第1章 ニューヨークで始まった新しい人生
「非モテ」な自分を全国にさらしたあの日／全てはニューヨークから始まった／生き地獄だったテレビ
業界での仕事／ニューヨークで日本人魔女に一杯食わされる／「恋のるつ ぼ」の主人公たち／ついに人生初の彼氏ができる／いきなり彼氏のいない クリスマス／韓国で日本人という「ブランド」になる／韓国は一見同じに見 えて、何もかも違う／日本でインド人ゲストハウスに住み始める／インド 人にセックスシンボル丸出し／傷つきたくない現代の日本男子／バング ラデシュ人との出会い
第2章 バングラデシュで見たピュアなLONE
バングラデシュで出会った純朴男子たち／バスの中での妊娠プロポー
ズ事件／不自由恋愛の国で見たピュアな恋愛／日本人彼氏の不可解なアプローチ／ワタシ、このまま一生ひとりかも／インタ ーネットで婚活にまっしぐら／残ったのは「婚活疲れ」／「男勝り」キャラが災 いした飲み会婚活／平行線をたどる男と女／男の子の会
第3章 ヨーロッパを回って感じた多彩な恋愛
いざ、世界婚活へ出発／日
本男子と似てる？照れまくるロンドン青年たち／イギリス男子はジェン トルマン？／イギリスでも進んでいる晩婚化／ハワイに婚活で押し寄せる 日本人女性／これが幸せな国際結婚カップル像／結婚だけが幸せじゃな い？／ミラノでLOVE師匠に再会／セックスはアソコじゃなくて、ココで感じ るのよ！／イタリアのわがままゴッドファーザーとご対面／軽々と国 境を越えるイタリア& スペインのカップル／仕事よりも家族が大事／移動中に機内誌で見つけ た衝撃ニュース／草食男子は日本だけじゃない／陽気さが形作るバルセロナのコミュニ ティ／南米系スペイン人には要注意／海の教会にて愛の賢者に出会う／ モロッコ人に「セックス！」と呼ばれる／砂漠の黒魔術にハマる？日本人女性／ 意外と多彩なトルコ人の恋愛と結婚
第4章 パリで見つけた自分の幸
せ 愛の街・パリへ到着／「仕事より恋愛が大事」と言い切るフランス人／ある
出会い／これはある意味セックスです／パリのとりこ／パリでの生活に身体がつ いてこない／質素でもいいから自分に似合う生活を／目線で恋が始まり、 熟年マダムが元気／自分のキャラを捨ててパリジャンと交際／ダーリン は失業者／パリで見た震災の報道／彼とは事実婚？それとも結婚？／不妊の可能性に向き合う／フランス人彼氏の日本初上陸／生きることの 重圧に押しつぶされる夢の場所／自分の幸せの軸は、自分で決める
おわりに
