書評:肉食婚活で見た! 年収1000万男の頭とパンツの中身(渡辺 ひろ乃・著)

肉食婚活で見た! 年収1000万男の頭とパンツの中身(渡辺 ひろ乃 ・著)

2012年発行

 

慶應を出て外資系金融機関で働き、

30歳で結婚し、出産、離婚。

(出産時と離婚時の年齢は不明)

その後は官能小説家として

働きながら高年収男性に絞って

ネット婚活をした

アラフォー女性の婚活記録。

2007年に始めて5年間で

やりとり200人超、

実際に会ったのは50人とあるが

結局、結婚はせず

終了している。

 

タイトルに「肉食婚活」、

著者も官能小説家というだけあって

性欲、性の相性、性交渉など

性に関する記述が多い。

テレフォンセックスの場面では

生々しい会話のやりとりが

小説風に描写されており

(どこまで実話なんだか

わからんが)爆笑したw

ほかの婚活本では

見たことのないテイストだ。

 

登場する男性は

年収800~2000万以上の12人。

いずれもXや動画でよく

炎上ネタにされるような

クセつよキャラばかり。

まあこの辺は

想像通りというか

そんなもんだろうね

という印象。

婚活で会うから

珍獣にしか見えないけど

同僚とか同級生くらいの

距離感だったらたぶん

ちょっと個性的止まりの

フツーの人たちなのでは

ないだろうか。

 

著者はシングルマザーだが

子供に関する記述は

ほとんど出てこない。

彼氏を子供に会わせたとか

子供の進路を含めた

将来設計的な話もないので

シンママ婚活の参考には

ならないかもしれない。

 

 婚活中の女性はモテたいとは思っていません。たった一人の男性に一日でも早く決断してもらいたいのです。
一方で婚活男性は日替わり女性定食でモテることが楽しくなってしまい、一層、婚期は遠のいていく、と言うわけです。(p.38)

まさしく。典型的な

初アポジプシー男だ。

ヒモテ男性の多くは

婚活という場を利用して

20年遅れの青春を送っている。

『57歳で婚活したらすごかった』

の著者も

「メシやお泊りが楽しい」

とはっきり言っていた。

とかく、結婚したら一緒にやりたいこと、つまりパートナーへの希望や自分のやりたいことを語る男性が多い中、パートナーのために行動したい、という男性は非常に稀です。こんな仕事ができたらいいな、結婚できたらいいな、の夢は数多くの婚活男性からお腹いっぱい聞いてまいりました。夢を信じられなくなってきた私が今見たいものは、締め切りを設けた具体的な提案か、実行力です。(p.90)

いや~これには激しく同意!

いかに口先だけの男が

多いことか。

ザ・婚活あるあるだ。

現在、婚活中の女性に

おかれましては

男性のドリームは

すべて戯言と認識し、

きちんと期限を区切って

行動してるかの

チェックをおすすめする。

 

3分の1くらいは

官能小説みたいだが

婚活経験者が読んだら

うなずけることも多い本。

 

肉食婚活で見た! 年収1000万男の頭とパンツの中身

渡辺 ひろ乃 (著)

2012年発行

もくじ

婚活前、もしくは私という人間について

case1 年収1000万男の実態とは? 呼び名指定の男たち

case2 何が彼の心を静めるのか? 証を見せろ男

case3 婚活の目的って? たくさん会いたい男

case4 女から求めてはダメですか? 勝負下着に震える男

case5 申し込みが殺到するプロフィールとは? 自分は「普通」の男

case6 自信満々は愛情たっぷり? オレって肉食スゴイ男

case7 今どき希少な奉仕型男の真実とは? 叱られたい男

case8 自分磨きの落とし穴? 毛がフサフサな男

case9 結婚に必要なタイミングって? メールでしか口説かない男

case10 官僚は結婚向き? 我慢できない男

case11 会えば会うほど目が肥える? 気に入らないとすぐ変える男

case12 セレブ妻になるには? 年収2000万以上の男たち

五年間の婚活をふりかえって

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